HRシステムを核としたNittoのグローバルHR施策の再構築
日系企業におけるグローバルHR施策の導入・推進はとかく障害が多く、うまく行かないケースが見られる。当社も同様の状況の中、グローバルHRシステム導入の成否には、外部環境も含め、複数の条件が揃わないといけないと考える。また当社全体のグローバル人事施策において、システムへの期待がどこにあり、どう活用しようとしているのか、導入がゴールではなく、今後、真の意味で必須のツールとしてNittoのコアプラットフォームに昇華させるための仕掛け、展望を語る。
PROFILE
坂東 保治
日東電工株式会社
人財統括部 人事企画部長
大学卒業後、大手情報通信関連企業に入社。事業部門やコーポレート部門での人事を経験し、米国の関連会社に赴任。現地では事業統合やM&Aのサポートを経験し、帰国後もPMIを通じて幹部報酬設計やリテンション施策を展開。その後、エネルギーやコンシューマなど複数のインダストリーにおいて、グローバル人事施策を導入。2016年に日東電工に入社。以来、矢継ぎ早に同社のグローバル化を推進すべく、グローバルでの等級制度、評価制度、システムプラットフォームを導入し、グローバルHRM構築の任を担う。